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抗酸化力のウソ・ホント!? 第3回 酸化・抗酸化とは?

【抗酸化物質の抗酸化】

地球が誕生してミトコンドリアという生命体が出来てから、
今現在まで多細胞化して人間になっていくと共に
活性酸素を処理する抗酸化能力ができました。

活性酸素によるダメージから守る抗酸化作用には3段階あります。
たくさんある抗酸化物質は
活性酸素が発生する前、活性酸素が発生した後、活性酸素によってダメージを受けた後
の3種類に分けられます。

第一防御は、活性酸素の発生を抑える予防型です。
SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)、カタラーゼ、金属安定化タンパク質などがあります。

第二防御は、活性酸素に電子を与えて安定した成分にします。
ビタミンC、ビタミンE、尿酸、ユビキノールなどがあります。
それぞれ水溶性と脂溶性のものがあり、適した場所で抗酸化作用を発揮しています。
主に単独で作用するのではなく、
ビタミンCやビタミンEのコンビのように相乗的に抗酸化しています。

第三防御は、活性酸素によってダメージを受けた損傷の修復と再生をします。
ホスホリパーゼ、プロテアーゼ、DNA修復酵素、トランスフェラーゼ、必須脂肪酸などがあります。

 

●代表的な抗酸化物質(お肌)とその効能
→お化粧品、塗り薬など、肌に塗布するもの
【プラセンタ】

美容業界ではアンチエイジングで有名なプラセンタ。
プラセンタ注射やサプリを服用している綺麗なお姉さんも少なくないと思います。

プラセンタには種類があるのはご存知ですか。
豚由来のプラセンタ、馬由来のプラセンタ、そしてヒト由来のプラセンタ。

プラセンタとは「胎盤」のことで、
胎盤にはお腹にいる赤ちゃんを育てるための栄養素がぎっしりつまっています。
さらに肝臓や腎臓、肺などの機能も備わっているのです
だから出産を終えたばかりの動物は自らの胎盤を食べているのです。

胎盤には胎児を酸化から守るために抗酸化作用があります。
プラセンタは活性酸素の除去によって酸化を防ぎます。
さらに、活性酸素によって受けたダメージを修復することもできます。

副作用や安全性を考えると、プラセンタ注射が許されているのはヒト由来のプラセンタだけです。
限られた製薬メーカーによって医療機関での処方が認められています。
プラセンタエキスの注射を受けた人は献血が禁止されてますのでご注意ください。

サプリメントでは馬由来のプラセンタが大変人気です。

 

以上、担当ナカノでした☆