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抗酸化力のウソ・ホント!? 第9回 抗酸化力伝説を検証

【蕎麦を食べると長生きする】

聞いたことはありますか?
「蕎麦好きは、長生き」ということわざもあります。
だからそばを食べると長生きにつながるのは、あながちウソではないようです。
その理由は蕎麦の成分にありました。

主成分であるでんぷん質のほかに、タンパク質やビタミンB群も豊富に含まれています。
また必須アミノ酸であるリジンやトリプトファンも含んでいます

何よりも特徴的なのは「ルチン」というポリフェノールの一種です。
毛細血管の壁を強化する血管強化作用があります。
さらに脳細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用もあるので老人痴呆症などの予防効果もあるのです。

ルチンは白っぽい蕎麦よりも田舎蕎麦で使われるような黒っぽい蕎麦の方に多く含まれています。

血管を健康にすることは老化予防になるので、
“長生き”を連想させるのはこのルチンという成分のおかげかと思われます。

一日に必要なルチンは約30mgといわれています。
これはだいたい蕎麦1食分にあたります。
ルチンはビタミンCと共に働くので、野菜と一緒に蕎麦をたべた後みかんを食べると効果的ですね。

 

【バナナ最強伝説】

「バナナだけは食べて行きなさい」と言われたことはありますか。
バナナは体にいいから…と。
腹もちもいいし、食物繊維も豊富だからでしょうか。
血糖値を下げたり血圧を調整したりする効果があるからでしょうか。

それだけではないようです。
じつは、抗酸化作用のある身近な食品の中で一番抗酸化力があるのが
バナナだといわれています。

バナナは抗酸化物質であるビタミンB群とポリフェノールをたくさん含んでいます
ポリフェノールに至っては赤ワイングラス1杯分の量を含んでいるのです。

ビタミンB群のなかでもビタミンB2の含有量はみかんやキウイよりも多く、
ビタミンB6はずば抜けて多く含まれています。

これらビタミンは水溶性で、光とアルカリに弱く
光の当たる場所での保管や調理前の水洗いで多くの栄養分が失われてしまいます。

しかし、皮をむくだけで食べられるバナナはお手軽に栄養をそのまま摂取することができるのです。
また、ビタミンは熱調理には耐えられることができるので
焼きバナナもまた美味しく頂けますよ。

バナナだけでも一日一本食べると良いのはホントでした

 

 

以上、担当ナカノでした☆